今日は、放送大学のテストが二科目あった。
最初のテストが「認知科学の展開」だった。
今回、選択した科目の中で、一番教科書を読むのに手間取った科目で、
テスト前でも、全然、理解できている自信がない科目。
昨日も、一生懸命教科書を読んだけど、ここまで勉強が遅れていたら、「追い込みで頑張る」という意気込みを出しても、どうにもならない状態。それで、今日は、テスト1時間前にキャンパスに行って、
その1時間で一気に集中して、なんとかするしかないと思った。
キャンパスに行ってみると、同じような考えの学生が多いのか、
いつもは、空席がある空間に、人がびっしりいて、みんな、熱心に教科書をみておられた。
ところが!
想定外のことがあったのだ。
狭い狭い空間で、
周囲の学生が勉強をしている只中で、
まるで100人の生徒を前に、マイクなしで講義しているかのようにスピーチを繰り広げている方がおられたのだ。100人入る部屋だったらわかるけど、多くても25人も座れない空間で、大声でスピーチを繰り広げられると、いくら私でも集中できない!
確かに、その空間は自習室ではない。
でも、周囲の学生の雰囲気を見たら、図書館並みなんだけど。
会話をするとしても、声のトーンを落とすくらいの気をつけて欲しいと思った。
私にしたら、最後の追い込みでなんとかする為に、この1時間にかけているのだ。
だけど、耳に入ってくるのも、頭に入ってくるのも、スピーチ!
単位を落とすかどうかくらい、切羽詰っている私なので、
ここは、なんとかしないとと思った。
そのスピーチをされている方は、どうやら、偉い先生みたいだ。
何処かの教授か?凄く偉い方みたいで、私にしたら、見知らぬ人なので、
まずは、直球は避けて、「間接的表現」を試みる事にした。
そのスピーチに負けないくらいの声で「さあ! 勉強しようっと!」と叫んでみた。
私の周囲にいる学生が、私をみて、にやりとされた。
やっぱり、みんな、迷惑なんだ!
これで、なんとかなるか?と期待したら、
そのスピーチは「今日は、放送大学のテストなんですよね!」というところから、
某有名大学の理事長が放送大学に入学された話のスピーチになった。
スピーチが止まるのではなくて、
スピーチの内容が変化しただけ!
げ!
空気を読めないのか!?
という事が判明したので、
次の作戦をした。
「うるさいわあ。ほんまに」と呟いてみた。
でも、スピーチは止まらない。
こうなったら、直球しかない。
私も、保育で鍛えたので、声は大きい。
遠慮なく、スピーチと同じ声の大きさの直球で「すいません。勉強をしているので、声のトーンを落としていただけますか」と言ってみた。勿論、室内にいる人には、私の声は聞こえているはず。
私は、それこそ、100人~200人入る場所で、マイクなしで通訳したり、聖歌隊で歌ったりしたので、
興奮してきたら、もっと、大きな声を出せる。保育では、運動場に散らばっている子どもたち全員に声が届くように話をしないといけなかったので、自分では、声のボリュームには自信がある。
だけど、そんなに大声を出す必要はないので、スピーチと同じ音量にしたみた。
すると、「先生」は、やっと気付かれたようで。
周囲の取り巻きは、とても恐縮して「すいません。すいません。」と謝ってくださった。
そして、「先生」も席を立ち、「うるさいんだ。うるさいんだ。」と大声で、呟きながら
5メートルくらい離れた会議室に取り巻きの方と去っていかれた。
会議室からも、その方の声は相変わらず聞こえたけど、
すぐ傍で、スピーチをされるよりも、そのほうが良かった。
直球を投げてみて、
「先生」の反応が素早くて、素直な感じに、拍子抜けした。
そして、社会では、「NO」という境界を示された時に、
素直に受け入れることができる人って、案外、多いのかなあって嬉しくなった。
私の発言した直球が、言語理解として、きちんとなされたという事に、拍子抜けしたけど、
ちゃんと言語を理解できて、境界も尊重できる人っているんだなあって思った。
偉い先生みたいだけど、そういう素直さがある方なんだなあって嬉しいなあと思った。
スピーチをする人でも、ちゃんと、言語理解ができるんだなあ。
そう考えると、やっぱり、私の親はおかしい。
言語理解ができないからだ。
スピーカーから流れてくる放送のように、
一方通行しかできないのだ。
偉い先生でも、
言語理解ができる人はいるのかあと
嬉しさを覚えながら、
勉強に戻った。
残り時間は30分だった。
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そして、テストの時間になった。
会場に入ってみたら、「認知科学の展開」の学生が多いことに驚いた。
今まで受けた科目の中で、一番、多い。しかも、学生の年齢層は、私と同年代くらいの女性も多いし、男性もちらちら姿が見える。
テストを受けて、なんとか、解答はできた。
一番、勉強が進んでいない科目のテストが終わった。
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明日の科目も、かなり怪しい。
できることしかできない。
あと、もう少しだ・・・。
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